Sunday, November 4, 2012

その器になにを入れるか

本屋さんで平積みされているところを見たことないけれど

『越境フットボーラー』 佐藤俊

なかなか面白かった。

プロサッカー選手の海外移籍、なんていうとヨーロッパの華やかなイメージが
連想されるけれど、東南アジア・北中米・東ヨーロッパ、と、そもそもプロの
リーグがあんの?って国々がその舞台。口悪く言えば、都落ち、なんて先入観
を持ってしまう。4人の登場人物の中には、ワールドユースとかオリンピック
代表でも活躍した選手もいるからなおさらそう思わざるを得ない。
実際、契約内容であったり、本業のサッカーでどうチームにっとって必要な
プレーヤになるか、言葉の壁、衣食住に関するところなど、もろもろの問題は
あるものの、それをどう調整して居心地を快適にするか。そこに注力する様が
サッカーを生業とすることの羨まさ以上に、生きる楽しさが伝わってきた。

これから、クラブチームのセレクションや、高校や大学入試、就職、と進路を
自分で決めていく人々には、過去の成績とかあてにならないならない看板、ブ
ランドをあてにして選択するのではなく、自分がやりたいことをできる場所、
なりたいものになる準備ができる場所であるか、で選んでほしいなと思う。

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